子猫の猫クラミジアについて思うこと

※2016/03/28 にアップした記事を加筆修正したものです

栗蒸しは3ヶ月のときにわが家に来ました。来てすぐに猫風邪の症状がでて、検査したところ猫クラミジア感染症であることがわかりました。クラミジア感染症自体は治ったものの結膜炎や鼻炎もちになってしまい、そろそろ4歳になる現在も目薬が手放せません。

環境の変化で悪化してしまうことも多く、2匹目の飴りんごが来たときには両目が真っ赤に。

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▲当時の様子
写真だとわかりにくいかもですが、目のフチがいつもよりも赤くなってるんです。

このときはリンパも腫れてしまっていたため飲み薬も処方され、10日くらいかけて治しました。

そんな感じでクラミジアの影がチラつく生活を送っていますが、目が赤くなる以外は特に問題なく元気なのが幸いです。

子猫のときにクラミジアにかかり、結膜炎と鼻炎と一生付き合うことになってしまった猫の飼い主の立場から思っていることを書きます。

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▲現在もこういう、目ショボショボ系の表情が多いです笑

クラミジアってワクチンで予防できないの?

猫クラミジア感染症は一応予防ワクチンがあります。が、コアワクチン(命に関わりすぎる病気や感染力が高すぎる病気に対する、ほぼ必須のワクチン)からは外れているため接種していない子が多いのが現状です。

このこと自体は仕方ないと思います。ワクチンは菌やウイルスを死んだ状態・生きた状態に関わらず体に入れることになるので、リスクを考えると最低限のコアワクチンで済ませるという考え方には納得ですし、わたしも今後もそうすると思います。

ワクチン以外で予防できないのか

栗蒸しのようにキャッテリーかペットショップでもらっちゃったという場合、家に来た時点ですでにもらっちゃってるので防ぎようがないですよね笑

飼い主にできることは、栄養まんてんのごはんでよいウンチをさせて、環境面・精神面のストレスを減らし、免疫を上げることくらいじゃないでしょうか。免疫システムが複雑で、目に見えないものなので難しいですよね…わたしも勉強中です。

猫風邪かも?と思ったら

栗蒸しの場合、初期症状は「目のフチが赤くなる」「くしゃみが頻発する」「鼻水(鼻くそ)で鼻の周りが汚れる」の3つでした。この症状は3つとも他の感染症でもよく見られるものなので、この段階で「クラミジアですね」という診断にはまずなりません。

栗蒸しの場合はまずオーソドックスなヘルペスを疑って治療しましたが、落ち着いてから1ヶ月程度で再発しました。おそらくこのあたりで「検査してみましょうか」となるのが一般的じゃないでしょうか。何の菌にかかっているかは病院では特定できず、採取した組織を検査機関に送って検査してもらう必要があります。

わたしとしては、キャッテリーやペットショップから来た子に対して「猫風邪かも?」と思った段階で即この検査をすることをおすすめします。検査には1万円以上かかりますが、後遺症になれば一生医療費がかさんでいくことになるので安いものだと思います。

クラミジアは他のいろんな感染症と併発していることも多いそうですが、キャッテリーやペットショップから来た子であればそこまでいろいろ患っている子は少ないのではないでしょうか。早い段階でクラミジアと確定することができれば、クラミジアには有効な抗生物質があるため迅速に撃退できると思います。

早く治療を開始できたからといって後遺症が残らない保証はないのですが、遅れるよりはきっとマシなはずです。

結膜炎と付き合う現在の生活

現在はクラビットという目薬を常備していて、目が赤くなったらさす、という生活を続けています。結膜炎に対してはこれ以上できることはないようで、たまにちょっとひどいかな〜というときに病院に連れて行っても、結局目薬を続けるしかないと言われることがほとんどです。

栗蒸しは爪切りも歯磨きもダメですが目薬自体は0歳から続けているおかげか慣れたもので、いつもご飯の前にさすので、目薬を入れている袋の音がすると逆に寄ってくるくらいです笑

あと鼻もあまりよくなく、他の子が嫌がる柑橘系やミント系の香りに無関心だったり、寝ているときにやたらプスプスいっていることもあります。これももしかしたら後遺症なのかも。いまやプスプスも個性みたいになってますが、やっぱり完治できるならさせてあげたかったなあ〜と思います。

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